目の下が茶色くくすんでしまう茶クマ。
アイメイクによる色素沈着が原因ってよく聞くけど、
いや、私化粧し始める前から目の下茶色かったんだけど?
という方もなかにはいるかもしれません。
実際私もそうなのですが、生まれつきなのか
子供の頃からクマがあるんですよね。
そういう場合、実際茶クマができてしまった原因はなんなのか
改善するにはどうしたらいいのか調べてみました。
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生まれつき茶クマがあるのはどうして?
両側性太田母斑様色素斑かも!
・生まれつき目の下が茶色い
・メイクやクレンジングの際に目の周りの皮膚に
刺激を与えないように気を付けているのに
全く良くならない
という方は、両側性太田母斑様色素斑
(りょうそくせいおおたぼはんようしきそはん)
と呼ばれるアザの可能性があります。
お肌は上から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」
の3層にわかれていますが、
通常の茶クマは表皮部分が色素沈着している状態です。
それに対し表皮の下、真皮部分にメラニンが沈着して
茶クマのように見えているものもあり、
それが両側性太田母斑様色素斑なのです。
太田母斑とは、通常のシミよりも
皮膚の深い所(真皮)にあるシミのことを指し
女性に多く発症するとされていますが、原因は不明です。
太田母斑は頬やこめかみなど、
通常片側のみにできることがほどんどなのですが
稀に両側にできることがあり、
そのため通常の茶クマと似た状態になるのです。
太田母斑の多くは生後1年以内に出現することが多いですが
20~40代で発症することも稀ではなく、
年を取ってからいきなりクマが出てきて全く良くならない
という場合は遅発性両側性太田母斑様色素斑
の可能性も考えられます。
真皮部分にできた茶クマは治せるの?
表皮部分にできた色素沈着であれば
セルフケアでもある程度改善することが出来ますが、
(参考⇒茶クマはピーリングでキレイになる?)
真皮部分にできた茶クマをセルフケアで改善するのは難しいです。
日常生活の中でできたものではなく
生まれつきのアザみたいなものですからね。
改善するためにはクリニックでの治療が必要になるのですが
通常のシミに使うレーザーではなく、
高出力のレーザーを非常に短時間で照射することができる
特別なレーザーで治療していきます。
治療頻度は3~4ヶ月おきで
3回以上の照射が必要なようです。
しかし大田母斑・遅発性両側性大田母斑様色素斑は
軽度なものから重度のものまで様々で、
特に軽度なものはシミやそばかすと間違われることが多いです。
軽症例では皮膚科専門医でも
「肝斑」や「目の周囲のクマ」などと間違うことがあり
ハイドロキノンやトレチノインの美白剤を
処方されたけど全く良くならず、
違うクリニックに行ったら大田母斑だった
なんてこともよくあるようです。
生まれつきある茶クマを改善するにはどうしたらいいの?
子供の頃からクマがあるからと言って
すべての方が太田母斑と呼ばれるアザが原因なわけではありません。
皮膚がデリケートなため、目をこするなどの
摩擦によって茶色くくすんでいる可能性もあります。
日常生活の中で茶クマを作ってしまう行動については
こちら↓の記事で詳しく紹介しています。
⇒茶クマが消えないのは〇〇と〇〇が原因!私のクマはこれで治った!
その他にも、生まれつき
- 目の周りの筋肉(眼輪筋)の働きが弱い
- 血行不良
などでクマができやすい体質なのかもしれません。
そういった方は眼輪筋を鍛えることで
目元の血行不良を改善していきましょう。
≪眼輪筋エクササイズ①≫
1.まぶしいときにするような目つきで目を細めます。
2.そのまま、指で上まぶたの中心を引き上げるように持ち上げ
眉毛のあたりで固定します。
3.2の状態のまま目をぎゅっと閉じます。
これを1セットとし、5回続けて行います。
≪眼輪筋エクササイズ②≫
1.人さし指で目尻を軽く外側に引っ張り固定します。
2.そのまま目をぎゅっとつむります。
このとき、まぶたの筋肉に負荷がかかっていることを確認してください。
これを左右5秒間ずつ交互に3回続けて行います。
このような眼輪筋トレーニングを行ったり
日常生活に気を配っても全く改善されないということであれば、
一度クリニックで相談してみると良いかもしれませんね。
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