**この記事を読んでわかること**
- ワセリンの特徴
- ワセリンがまぶたの保湿に向かない理由
- ワセリンが引き起こすかもしれない肌トラブル
- まぶたの乾燥対策にオススメのアイテム
冬になると大活躍するワセリン。
リップクリームやハンドクリームとして
使っている方も多いですよね。
それだけではなく、
まぶたなど乾燥が気になる目元に使うのもいいという噂が。
デリケートな目元に使っても大丈夫なの?
と思い詳しく調べてみたら、正しく使わないと
乾燥の悪化やシワの原因になるかもしれない
ことがわかりました。
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まぶたにワセリンを使う時の注意点
ワセリンって何?
そもそもワセリンとは何なのかというと
原油を高純度に生成してつくられた保湿剤になります。
つまりは油ですね。
ワセリンは保護膜の代わりとなり
ホコリなどの外部の刺激からお肌を守る役割をしてくれます。
お肌が乾燥して敏感になっている時というのは
肌本来のバリア機能が損なわれている状態。
そうなると肌内部の水分はどんどん蒸発し、
加えて外部からの刺激にも敏感になってしまいます。
そこにワセリンを使ってお肌をコーティングすることで
肌内部の水分の蒸発を防ぎ
外部からのダメージを防ぐことができるので
乾燥対策にオススメされているのです。
あくまでも油分で蓋をするだけ
ワセリンを使う上で覚えておいてほしいのは、
ワセリンは角質層まで浸透せず、肌の表面にとどまるもの
だということです。
お肌の表面に位置している角層は
外部からの刺激をブロックするだけではなく、
肌内部の水分が蒸発しないように守ってくれている部分です。
健康な角層は約20~30%の水分を含んでいますが、
それが少なくなると肌内部のうるおいがなくなり
バリア機能も低下してしまいます。
通常の化粧水や美容液、クリームなどは
角層を潤わせたり栄養を与えたりといった効果がありますが
ワセリンはあくまで角層に油分で蓋をしているだけなので
水分を補給して肌を潤わせる効果はありません。
つまり角層に水分がない状態で使ってもあまり意味はなく
逆に肌内部の乾燥を招くことにもつながるのです。
肌表面はワセリンによってしっとりしているので
肌内部が乾いていることに気付かず
乾燥をどんどん悪化させてしまうんですね。
ワセリンを使う前には化粧水などで
しっかり保水をすることが大切です。
ワセリンは目元に使っても大丈夫なの?
顔のお肌の中でも特に敏感な目元ですが
ワセリンを使っても基本的に問題はありません。
ただワセリンには黄色ワセリンと白色ワセリンというものがあり、
比較的精製度が低く、黄色っぽい色をしているものが黄色ワセリン
黄色ワセリンをさらに精製して、不純物を取り除いたものが白色ワセリン
となります。
安価な黄色ワセリンが「雑貨品」という区分になるのに対し
白色ワセリンは「医薬品」、
もしくは「化粧油」として販売されています。
まぶたなどのデリケートな目元の皮膚に使うのであれば
白色ワセリンの方が良いでしょう。
ただ、まぶたの乾燥対策として考えるなら
アイクリームを使う方が断然オススメ。
アイクリームは敏感で乾燥しやすい目元のための
成分配合になっているので
お肌に優しく保湿力も高いのが特徴です。
油分で蓋をするだけのワセリンに対し
アイクリームは乾燥しがちな目元にしっかり潤いを補給し
肌本来のバリア機能を高める手助けをしてくれますよ。
実際に私もアイクリームを使うようになってから
目元の乾燥が気にならなくなり、
小じわも目立たなくなりました!
アイクリームは高いというイメージがありますが、
私が使っているキラリエは2,000円以下なのに
保湿力も抜群なのでオススメです。
⇒キラリエ3は目元のしわやクマに効果あり?1ヵ月使った感想は?
塗るときにシワをつくってしまう可能性も
ワセリンをまぶたに使う時に
注意しなければならないのは塗り方です。
目の周りの皮膚は顔の皮膚の3分の1程度ととても薄いため
塗るときに皮膚を引っ張ってしまうと
シワの原因になってしまうのです。
参考⇒目の周りのシワの原因って?今すぐやめるべきNG習慣とは・・・
ワセリンは冷えた場所にいると特に
硬くなってしまうので注意が必要です。
指で温めて伸びを良くしてから塗るようにしましょう。
皮膚を引っ張ることでシワたるみの原因になるだけではなく
摩擦によって色素沈着が起こり
まぶたが茶色くくすんでしまうこともあるので
気をつけてくださいね。